2006年2月10日 (金)

フィトテラピー

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告6

『 フィトテラピーの最新の話題 』
      フィトテラピスト 平垣美恵子氏

シンポジウム最後の講師は、

フィトテラピーのサロンとスクールを運営しておられる平垣先生です。

フィトテラピーとは植物療法のことで

身近なハーブを使って日常の悩みを解決しようするものです。

アロマテラピーは植物から抽出した精油を使いますが、

フィトテラピーでは、植物そのままをアレンジして使います。

体質改善にハーブティーを飲むのも、立派なフィトテラピーですが

それ以外に、ハーブを外用に使う方法について

いくつか紹介されました。

* チンキ剤   :アルコールで抽出
* 湿布     :ハーブティーを濃くしたもので
* ゴマージュ  :角質質ケア
* ハーブボール :蒸したハーブでのスキンケア
* 軟膏、乳液 など。。。

歴史的な薬物誌 「マテリアメディカ」 などの翻訳本を勉強し

実際のサロンでは、最初のカウンセリングに1時間をかけ

クライアントの体質・気質を判断して、使用するハーブを決めるそうです。

よく使われるハーブについての効能・効果

ラベンダー   :ゴマージュ
メリッサ     :ハーブティ、短時間しか眠れない人に
タンポポ+甘草 :便秘
タイム+カモミール :顔面神経痛の人の枕に
マロウ+セージ :熱が出た時、喉が痛い時に首に塗る
ウィロウ     :ヒトに恨みを持った時にハーブティーとして
ボダイジュ   :平和的な判断をくだす

植物を使う他の療法

フラワーエッセンス、ホメオパシーなどと同じように

スピリチュアルな分野(未科学)とも言えます。

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2006年2月 8日 (水)

より楽しく より快適に

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告5

    タイトルは、確かに なんだか 難しい。。。

「高付加価値消費財の製品開発におけるアロマの応用とその機能評価」
             製品プロデューサー 佐藤浩治氏(P&G)

家庭用消費財に、求められるものは?

1.安全性  2.使いやすさ

それに加えて、最近のニーズは、情緒的な満足!

つまり

より快適に より楽しく 夢見心地 うっとり気分♪

ここにアロマの価値が発揮されるのです。

人間の五感の中で、嗅覚だけは、知性を飛び越え!

感情や本能と結びつく動物的な脳へと 直接 刺激を送ります。

目には見えない匂いによって

脳は活性化したり 鎮静化したり 集中力が増したり・・・ 

商品開発の現場では

このアロマがもたらす心理的な効果もしっかり評価され
(唾液で計測するストレス度も含めて)

アロマによるリラクゼーション効果を謳う商品が

次々と登場しているのです。

P&Gの最近の商品を思い浮かべてください。

消臭剤の ファブリーズ

YOUさんの声が可愛い レノア

セクシーなCMの ハーバルエッセンス

なるほど 納得 でしょ?

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2006年2月 7日 (火)

クレーム対応の・・・

シンポジウムの短縮記事 第2弾です(*^-^*)

【 3.唾液でストレス測定 】

これまでも、

自律神経の傾きが、唾液に変化を及ぼすという研究は

学会でも多くの論文が提出されています。

この事実を利用して

簡単に 素早く しかもコストも安く

ストレス状態をチェックできる機器が開発されたました。

チップを口にくわえて唾液を取り、それを機械に差し込めば、

1分以内にストレス度が数字で現れるのです。

『気分が明るくなる化粧 』 という実験では、

不快なストレス状態に置かれた女性達が

フェイシャルマッサージを受けることで

すぐに、リラックスしてゆくことが証明されました。

          もっと詳しく知りたい時は、こちら

【 4.香らない香気成分 】

香りの好みはヒトそれぞれで、

精神面に与える影響も、好みに左右されてしまいます。

そこで、好みに左右されずに、

かつ、鎮静効果などを発揮するものを捜したところ

見つかったのが、針葉樹に含まれるセドロールです。

精製してゆくにつれ、香りはどんどん薄くなり

逆に自律神経への作用は強くなるのです。

これなら、香りの好き嫌いに関係なく、

多くの人に、リラクゼーションをもたらすことが出来るでしょう。

このセドロールの鎮静効果を期待した 不眠改良グッズ

すでにテスト販売されているようです。

          もっと詳しく知りたい時は、こちら

      -----------

Mさ~~ん
最後まで、読んでいただけましたか?(^-^;

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2006年2月 6日 (月)

クレームをいただきました。。。

このブログの愛読者 Mさんから、クレームをいただきました。

「ここ最近の記事が、長くて 難しくて 読む気にならない」

ごもっとも!

そこで、これまでのシンポジウムの四つの記事を

ザクッと、まとめてみました♪

【 1.香り探索の旅 】

芳香植物のこれからの産地として期待されるのは、

ズバリ インドです!

元々、花の生産量は世界一を誇る肥沃な土地で

ここ最近、多くのハーブが、栽培されています。

今回、会場で体験できたのは、

ジンジャーリリー ジャスミン チャンパカ ハス

などの、珍しい花のエッセンシャルオイルです。

近い将来日本でも、インド生まれの天然香料が

多く紹介されるようになるでしょう。

【 2.アロマの魔法 】

薬のように病気を治療する力を持たないはずの精油が

時として、

クライアントの苦痛を和らげるのに大きな力を発揮するのは

セラピストが使う魔法のためです。

魔法とは?

クライアントの苦痛に癒しを待ち望む姿勢

クライアントの悩みを聞き取る力

そうして 現代医療が失ってしまった儀式

おまじない = 言葉による励まし

手当て   = 手による励まし

薬草の香り = 匂いや香りの力

アロマテラピーは、これら伝統的な方法を

現代的なスタイルとした画期的な方法ではないでしょうか。

     ------------

今日は、ここまでにしておこうかな?

Mさんも、ここまでなら、読んでいただけたかしら?(^-^;

続きは、また あした♪

あ・・・ 詳しく読みたくなった方は、右のタイトルから飛んでください。

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2006年2月 5日 (日)

香らない香気成分

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告4

【 針葉樹林由来香気成分セドロールの鎮静効果と臨床応用 】
              花王・ヘルスケア研 矢田幸博氏

アロマの効能と言えば、その化学成分による直接的な生理作用だけでなく、心地良い香りが与える心理的な効果を期待している面が大きいと思うのですが、今回のお話はあえて、香らない(香りにくい?)香気成分に着目した研究についてのものです。

香気成分によるストレス緩和、ダイエット効果、免疫賦活効果など、興味深い研究は多いけれど、香りに対する好みは人それぞれで、それによって、効果の現れ方も違ってくるでしょうし、逆に評価方法の難しさも出てきます。また、せっかくリラックス効果が期待できる香気成分も、公共の場で使用するとなると香りによっては拒否反応が起こる心配もあるわけで、使いにくい面もあります。

というわけで、あまり嗜好性や認知に左右されないで、かつ鎮静効果などの生理作用を有する香気成分の探索を行ったそうです。

その結果、見出した香りが、針葉樹林(特にヒマラヤ杉やヒバ)の心材に含まれる
『セドロール』というセスキテルペンアルコールの一種でした。

セドロールは精製してゆくにつれ香りは薄くなり、高純度品では、日本人のうち、3人に1人はその香気を全く認知できないそうで、それにもかかわらず、副交感神経を優位にする鎮静作用を有するのです。(効果発現率75%)
私も試してみましたが、香りというより「スーッとする感じ」のモノでした。

さらに特徴的なのは、耳鼻咽頭科に掛かっている香気を認知できない無臭症状の人や咽頭部を摘出した人でも、同じ様に副交感神経系優位に働くそうです。

これは、セドロールが、通常の香気成分の経路である上気道経路(鼻腔内嗅覚細胞へ結合)だけでなく、下気道経路も含む2つの経路を介して、鎮静効果を現わしている可能性があるとのことです。

ちなみに、ウサギを使った実験では、香りを感じられる状態では、ラベンダーもセドロールも鎮静効果を現したものの、香りを感じられない状態(嗅細胞破壊?)では、ラベンダーでは鎮静効果がなく、セドロールのみ鎮静効果を現したそうです。

とは言っても、やはり香りを認知できない人より、認知できる人のほうが効果は高いそうです。
国別の比較試験では、針葉樹林の香りを嗅ぎなれているノルウェーの人たちには、鎮静効果の発現率が高く、逆に香りに馴染みの無いタイの人たちでは発現率が低かったそうです。

このセドロールの鎮静効果を期待した 不眠改良グッズの試作品が
すでにテスト販売されているようです。その名も「SOO」(スー)!

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2006年2月 3日 (金)

唾液でストレス計測!

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告3

【 バイオマーカーを用いた香りの評価 】
       富山大学 工学部 山口 昌樹 氏

ヒトのストレス状態あるいはリラックス状態を客観的に表す指標(マーカー)として、
脳波の測定をしている映像を、時々みかけますが、
今回は、もっと簡単に、ストレスを計測できるというお話でした。

バイオマーカーとして採取するのは、唾液です。

ヒトの唾液中の消化酵素 α-アミラーゼの分泌量の濃度が
交感神経の活性変動に伴って、変化するということは
医学会ではすでに40~50の論文が提出されているそうです。

不快なストレスが加わると、唾液アミラーゼは数分以内に上昇し、
快適な状況では、逆に下降するということが、明らかになっていて
この唾液アミラーゼをバイオマーカーにした測定機器を実用化したのが、
今回の講師 富山大学の山口先生です。

『気分が明るくなる化粧』というユニークなタイトルの実験が
15人の女性に対して行われました。

1.外科手術のビデオを見せる。(←ストレスです)
2.美容専門家がマッサージをほどこす。
3.被験者自身が美容クリームを塗る。

この結果、
「1」の段階で上昇した唾液アミラーゼ活性が、
「2」で半分以下に下降し、
「3」でさらに下降したそうです。
スキンケアや化粧品の香りによる癒し効果が計測されたわけです。

快適性の測定と、それから得られるエビデンスは、
産業界において、これからの製品開発に大きく貢献すると言われています。

このように、被験者への負担が小さく、簡便で、迅速に計測できるのなら、、
この方法が、一挙にストレス計測のスタンダードになってゆくのではないか
というのが、私(吉岡)の感想でした。

会場では「測定機器の価格はいくら?」という質問も出ていました。
普及型の簡易なものでは、機器本体が、19.800円。
唾液採取用のチップが20個で3.600円。ということです。

興味津々! 自分のストレス状況の変化を数値で見ることができる。
香りによって、どんな風に変化するのでしょうか?

たぶん、買うことは無いと思いますが・・・ 被験者になりたかった(^-^;

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2006年2月 1日 (水)

アロマテラピーの魔法?

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告2

【 ナラティブベイスドメディスン(NBM)としてのアロマテラピー 】
    フォレスタエンタープライズ社長 林 伸光 氏

『アロマテラピー』は、1930年代にフランスの化学者モーリス・ガット・フォセによって造語された言葉ですが、現在、日本で一般的に行われている方法は、1961年にフランスで出版された 『生命と若さの秘密』マルグリット・モーリー著 ―― に示された、精油を植物油に希釈してトリートメント(マッサージ)する方法です。

アロマテラピーについて科学的なアプローチをしようと思えば、
当然、エビデンス(証拠)を示さなければなりませんが、医療界におけるエビデンスとは、「客観性」、「論理性」、「再現性」が重要視される確立統計論的なものであって、それが行過ぎると物質的なデータの偏重となってしまいます。

それに対してNBMのN=ナラティブのナラは、物語・ナレーションの意味で、病気を客観視して、確立統計的な処理をするのではなく、クライアント自身の持つ物語 主観 に由来する執着や思考を尊重します。

また、ホリスティックアプローチということで、心と体の統合的なアプローチの大切さが言われますが、いざ実践となると、からだは体、こころは心と別のアプローチになることが多いのです。ところが、アロマテラピーは、嗅覚、手技を通じて感覚に介入できる画期的な方法です。

ある種の筋肉のこわばりが、その人のトラウマを含んでいることがあって、
こわばりを弛緩させることで、感情や思いが開放されることもあります。

かつて伝統的にあった治療に伴う「言葉による励まし=まじない文」、「手による励まし=手当て」、「匂いや香の力=薬草がもつ香り」 これら、急速に忘れ去られていった重要な技法が、アロマテラピーとして、現代なスタイルとして受け入れられているのではないでしょうか。

医薬品とアロマで使われる精油とを比較すれば、それぞれが持つ物質的な力は、格段に医薬品の方が大きいのですが、アロマテラピーの現場では、そこにセラピストが介在することで、小さな力しか持たないはずの精油が非常に大きな力となり得るのです。

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2006年1月31日 (火)

香り探索の旅

1月28日(土)京都薬科大学で行われたアロマファーマコロジーシンポジウムの内容を
こちらのblogに、その一部をご報告しようと思います。

【 香り探索の旅 】
         山本香料社長 山本芳邦氏

お話の舞台は、主にインドでした。
芳香植物の生産地は、時代により移ろってゆくものですが、その理由は主に経済的なもので、
これまで大きな生産国であった中国を凌ぐ勢いを持ってきているのがインドだそうです。

インドと言えば、
アロマテラピーにも多くの影響を与えたアーユルベーダの発祥地です。
また、昔からスパイス産業も盛んな国ですし、肥沃な土地での花の生産量は世界一で、
生花は装身具として用いられ、女性の黒髪にジャスミンなどの花が飾られているとか。

また、伝統的なジャスミンやローズなどの花の香料だけでなく
レモングラス、パチョリなど、大量生産に向いた香料植物の栽培も着実にインドで行われ、
国立研究所では、アーユルベーダと共に現代医学的なアプローチからも研究が進められているそうです。

会場で、実際に嗅ぐことの出来たサンプルは次のようなものがあります。
ジンジャーリリー、ハス、チャンパカ(インド特有の赤い花)、ジャスミン。
特に心惹かれたのが「チャンパカ」の香りです。甘くしかもスパイシー♪

もう一つ印象的だったのは、古い交易都市「コーチン」の紹介です。
毎年一度、世界の香料業者の集まりが催され、去年はこの「コーチン」に集まったそうです。
昔からスパイスを求めてやって来た商人達が出会う東洋の町。エキゾチックな香の町。
インドへ行くなら、このコーチンがお勧めだそうで、いつかツアーも計画するとかしないとか?

私もぜひ、花の香り漂うインドへの旅へお供したいものです♪

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2006年1月27日 (金)

アロマファーマコロジーシンポジウム

明日、京都薬科大学でとても素敵なシンポジウムがあります。

【日時】 2006年1月28日(土)
午前10時~午後5時30分
【会場】 京都薬科大学 愛学館A21教室
(京都市山科区御陵中内町5)
【主催】 アロマファーマコロジーシンポジウム実行委員会
【プログラム】 1. 10:00-11:00 香り探索の旅
 山本芳邦(山本香料)
2. 11:00-12:00 Narrative Based Medicine としてのアロマセラピー
 林 伸光(ライブラ香りの学校)
3. 13:00-14:00 バイオマーカーを用いた香の評価
 山口昌樹(富山大・工)
4. 14:00-15:00 針葉樹由来香気成分セドロールの鎮静効果の発見と臨床応用
 矢田幸博(花王)
5. 15:00-16:00 高付加価値消費財の製品開発におけるアロマの応用とその機能評価
 佐藤公治・伊達 朗(P&G)
6. 16:00-17:00 フィトテラピーの最新の話題
 平垣美栄子(フィトテラピスト)
7. 17:00-17:30 総合討論
 

最初はタイトルを見て心惹かれたのですが、
講演者の方々を検索してみると、さらに期待大!

関連ページをプリントアウトして、明日、新幹線の中で読むことにしましょ。

午前10時から夕方5時半まで、たっぷりとアロマ漬けとなるわけで
私の頭がしゃんとついていけるか、ちょっと不安を残しつつ。。。

後ほど、内容についてこちらでご報告できたらと思います。

明日 お店は臨時休業とさせていただきます m(_ _)m

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