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2006年2月 3日 (金)

唾液でストレス計測!

アロマファーマコロジーシンポジウム・報告3

【 バイオマーカーを用いた香りの評価 】
       富山大学 工学部 山口 昌樹 氏

ヒトのストレス状態あるいはリラックス状態を客観的に表す指標(マーカー)として、
脳波の測定をしている映像を、時々みかけますが、
今回は、もっと簡単に、ストレスを計測できるというお話でした。

バイオマーカーとして採取するのは、唾液です。

ヒトの唾液中の消化酵素 α-アミラーゼの分泌量の濃度が
交感神経の活性変動に伴って、変化するということは
医学会ではすでに40~50の論文が提出されているそうです。

不快なストレスが加わると、唾液アミラーゼは数分以内に上昇し、
快適な状況では、逆に下降するということが、明らかになっていて
この唾液アミラーゼをバイオマーカーにした測定機器を実用化したのが、
今回の講師 富山大学の山口先生です。

『気分が明るくなる化粧』というユニークなタイトルの実験が
15人の女性に対して行われました。

1.外科手術のビデオを見せる。(←ストレスです)
2.美容専門家がマッサージをほどこす。
3.被験者自身が美容クリームを塗る。

この結果、
「1」の段階で上昇した唾液アミラーゼ活性が、
「2」で半分以下に下降し、
「3」でさらに下降したそうです。
スキンケアや化粧品の香りによる癒し効果が計測されたわけです。

快適性の測定と、それから得られるエビデンスは、
産業界において、これからの製品開発に大きく貢献すると言われています。

このように、被験者への負担が小さく、簡便で、迅速に計測できるのなら、、
この方法が、一挙にストレス計測のスタンダードになってゆくのではないか
というのが、私(吉岡)の感想でした。

会場では「測定機器の価格はいくら?」という質問も出ていました。
普及型の簡易なものでは、機器本体が、19.800円。
唾液採取用のチップが20個で3.600円。ということです。

興味津々! 自分のストレス状況の変化を数値で見ることができる。
香りによって、どんな風に変化するのでしょうか?

たぶん、買うことは無いと思いますが・・・ 被験者になりたかった(^-^;

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コメント

わざわざ最初にストレッサーを負荷したのは,いかにもその後のマッサージでアミラーゼ活性を減少したかのように見せるトリックですね。美容クリームとか関係ないでしょう。ただ単に,アミラーゼ活性が平常値に安定しただけのように思われます。
現段階で,アミラーゼ活性は単に,交感神経活性を反映するバイオマーカーだとしか言えないでしょうね。つまり,一過性ストレスしか評価できず,これでは日常のストレスマネジメントを行うツールとしての利用価値はほとんど期待できません…。

投稿: pony | 2006年2月14日 (火) 03時10分

ponyさん
コメントありがとうございます。
確かに一過性のストレスを計測というのが特徴ですね。

それと、もう一つご指摘の、ストレス負荷後の計測のトリックということ。
たとえば、ストレス負荷以前の計測値とか、
マッサージを受けない比較対照群の計測値なども示されていれば、
もっと説得力を持ったでしょうね?

それにしても、こういうコメントをいただくと、
私も、もっと厳しい目で、学習会に参加しなければ! と思わされます。
これからも、よろしく!

投稿: 吉岡@管理人 | 2006年2月14日 (火) 12時07分

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